背中が痒い・痛いなと思って鏡を見たら、ニキビができていた、という経験はありませんか?
ニキビは顔にできるものというイメージがありますが、実は身体のさまざまな部分にできるのです。
夏場の背中が空いた服を着る機会や水着を着るシーンではもちろんのこと、冬場でも結婚式でドレスを着るときなど、油断していると背中を見られる機会が急にやってくるかもしれません。
そんなときに背中ニキビがあると、なぜこんなところに…しかも早く治したいのに背中だと自分で対処もしづらい…と焦ってしまいます。
そうなる前の予防方法や、できてしまったときの対処法についてご紹介します。
背中ニキビの症状とは
背中ニキビとは、名前のとおり、背中にできるニキビのことをいいます。
思春期にできるニキビは顔にできることが多いですが、背中ニキビは年齢に関係なく発生します。
特徴として、まず白みがかった小さな突起が見られます。その後、炎症を起こして赤くなったり大きくなったりし、痛みや痒みを生じることもあります。
さらに放っておくと、膿んだり、色素沈着して茶色くなったりします。
背中はニキビができやすい箇所ではありますが、できものができたからといって、必ずしもニキビとは限りません。毛穴が炎症をおこす毛包炎やおでき、虫刺されなど、似たような症状が現れる他のトラブルも考えられます。
背中ニキビの原因と予防
次に、背中ニキビができてしまう原因と、それぞれの予防方法についてご紹介します。
皮脂や汗
背中は、皮脂腺が多く、皮脂や汗の分泌が盛んな部位です。
また、洋服を着ることで蒸れやすく、自分でも見えづらいので、知らぬ間に悪化してしまうこともあります。
身体を洗うときに洗い残しがあったり、汗を拭き取らずそのままにしたりすると、毛穴が詰まりニキビの原因となります。
見えづらい場所ではありますが、念入りに洗ったり、保湿クリームを塗ったりするなど、ケアを怠らないようにしましょう。
生活習慣
生活習慣も、ニキビができる原因の一つです。
食事、睡眠、適度な運動を心がけることは、背中だけでなく身体全体の肌の調子を整えることに繋がります。
脂肪や糖を過剰に摂取すると、皮脂も過剰に分泌されてしまいます。皮脂が毛穴に詰まり、ニキビができてしまいますので、食べ過ぎには注意しましょう。
バランスの良い食事を心がけ、特にビタミンCを多く含む野菜や果物を摂ることがおすすめです。ビタミンCには、炎症を抑え、肌の調子を良くする効果が期待できます。
十分に睡眠をとらないと、免疫力が低下します。免疫力が低下すると、肌の新陳代謝も遅れてしまい、肌の再生がなされません。
また、睡眠不足によって自律神経が乱れ、ストレスを感じることがあります。ストレスによりホルモンバランスが崩れると、皮脂の分泌が過剰に行われることもありますので、睡眠はしっかりとりましょう。
運動不足も、血液の循環が悪くなり、ニキビができやすくなる恐れがあります。食事・睡眠、運動を規則正しく行うことで、ニキビができるのを防止することができます。
背中ニキビができたときは
最後に、予防をしたけれど背中ニキビができてしまった…というときのための、対処法をご紹介します。
触ったり潰したりすると、かえって菌が繁殖して炎症を促してしまうので、要注意です。
正しい方法で対処して、跡を残さず早く背中ニキビを治しましょう。
通気性の良い服を着る
蒸れやすい服を着ると、服の中の温度や湿度が上がり、炎症が活性化されてしまいます。
出来る限り通気性の良い服を着ることで、背中ニキビの悪化を防いでくれます。寝ている間にも皮脂の分泌が行われますので、普段着だけでなく、パジャマも通気性の良いものを選ぶと良いでしょう。
ニキビ用の薬を塗る
放っておくと自然に治ることもありますが、薬を塗ることで早く治すことができます。
また、背中にできている炎症がニキビではなく、違う原因である可能性もありますので、皮膚科を受診して薬を処方してもらうことがおすすめです。
刺激を与えすぎない
背中ニキビができた際、背中は皮脂や汗が過剰に分泌されている環境であることが多いといえます。
だからといって、背中をゴシゴシ洗いすぎると、ニキビに刺激を与えてしまい、さらに炎症が進んでしまいます。優しくゆっくりと毛穴汚れを落とすことを意識しましょう。
朝ではなく夜お風呂に入る
夜はシャワーを浴びず、朝入る派という人もいるかと思います。しかし、背中ニキビに悩んでいる場合は要注意。
1日のうちにたまった皮脂や汗を、寝ている間も放置することになるので、毛穴が詰まり、ニキビができやすくなったり、悪化したりします。
出来る限り、お風呂はその日のうちに入り、汚れを落としましょう。
背中ニキビの特徴からみる予防と対処法
背中ニキビの特徴はご理解いただけましたか?
顔にできるニキビとはまた少し違う原因や症状があり、それに合った対処法も存在することがお分かりいただけたのではないでしょうか。
見えづらい場所なので、痛みや痒みを感じるまで気づかないこともある背中ニキビ。だからこそ、できる前に予防をしておきたいものです。
背中のケアのことは今まであまり考えたことがなかった…という方も、この機会にぜひ、洗い方や洗う時期、保湿などを見直してみてください。
急に背中を見られる機会ができても安心できる、綺麗な背中を目指しましょう!
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