健康に良いと大注目の青汁。
野菜の栄養素を凝縮した青汁が健康に良いことは簡単にイメージできますが、実際にはどのような健康効果があるのでしょうか。
そこで今回は、青汁の健康関連効果について紹介します。
そもそも青汁とは？
青汁の定義は「生の緑黄色野菜をすりつぶしたもの」とされています。
そのため、スーパーなどで一般的に手に入る生の緑黄色野菜をミキサーで絞って、自家製の野菜ジュースを作ればそれは立派な青汁といえます。
しかし、商品化されて市販されている青汁には、大麦若葉やケールなど、一般的にはなかなか手に入りづらい素材が使用されており、そのほかにも「おいしく・飲みやすく」する工夫がなされています。
青汁の定義そのものは非常にシンプルなのですが、市販されている青汁は様々な研究開発が行われた後に製品化されているため、実際には定義以上に多くの栄養素を含んだ健康食品であるといえます。
だからこそ青汁を普段の食生活にプラスすることで、心身の健康をキープしやすくなります。
特に、普段肉類などに偏った食事を続けているという人、外食ばかりで自分の好きなものばかりを食べているという人、ファストフードやコンビニなどで炭水化物ばかりを食べているという人は野菜の栄養素が不足しがちになっています。
そんな人こそ青汁を飲む習慣を作ることがおすすめです。
青汁にはどんな栄養素が含まれているのか？
青汁の素（主成分）となる素材により含有されている栄養素は異なり、商品によって栄養価はまちまちです。
とはいえ、一般的な青汁には、ビタミン、ミネラル、食物繊維、ポリフェノール、アミノ酸、酵素などの栄養素が豊富に含まれています。
基本的な青汁に使用されている食材であるケールには、ビタミンやミネラルなどのさまざまな栄養素が豊富に含有されているため、青汁には私たちが日常的に食べている野菜以上にたくさんの栄養素を含んでいるといえます。
そんな青汁には以下のような成分が特に豊富に含まれています。
βカロテン
まずはβカロテンです。
βカロテンは人間の体内でビタミンAという栄養素に変換されて利用されます。
皮膚や粘膜を丈夫にしたり、視力の維持や、がんの予防、免疫力の強化、アンチエイジングなど、健康を保つ働きをします。
食物繊維
次に食物繊維です。
食物繊維をたっぷりと摂取することで、腸内の環境が整います。
便通が改善したり、免疫力アップなどの効果が期待できます。
ビタミン
青汁に含まれるビタミン類としてはビタミンCやビタミンEが代表的です。
どちらも美容と健康には欠かせない成分であり、抗酸化作用や動脈硬化を予防する働きなどを担っています。
ミネラル
青汁には、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。
ミネラルは微量元素とも呼ばれる重要な栄養素であり、人間が体の中で作ることができない物質であるため、青汁などを利用して積極的に摂取する必要があります。
青汁に期待できる健康効果
青汁にはビタミンやミネラル、食物繊維が多く含まれています。
野菜を多く食べる人は脳卒中や心臓病、ある種のがんにかかる確率が低いという報告が数多く出ているように、野菜以上の栄養価を持つ青汁も野菜と同等の健康効果が期待できます。
特に、以下のような病気や症状に対する効果が期待できるでしょう。
便秘改善作用
青汁には豊富な食物繊維が含まれているため、便秘改善に非常に効果的だと考えられます。
積極的に青汁を摂取して腸内環境を改善することで、便通をスムーズにするだけではなく、体全体の免疫力アップも期待できます。
動脈硬化改善作用
青汁に含まれるビタミンやミネラルには抗動脈硬化作用が期待できます。
野菜などが持つ動脈硬化の進展を予防する効果や、コレステロールの上昇を緩やかにする効果などは青汁にも期待できるため、普段から野菜の摂取量が少ないという人こそ青汁を積極的に摂取するようにしましょう。
美肌（美容関連作用）
多くの注目を集めているのが美肌（美容関連）効果です。
青汁に含まれるビタミンなどによって、生野菜を食べる以上の美容関連効果が期待できます。
また、ビタミンCなどには抗酸化作用（細胞の老化を抑制する作用）も期待できるため、肌ツヤをよくする効果も期待できるでしょう。
青汁で健康を増進しましょう
青汁にはたくさんの健康効果があります。
毎日の食生活に自信がないという人こそ、毎日の食事に青汁をプラスして健康的な心身を手に入れましょう。
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